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大理石の表面

"Discussion"
presented by wave.

Lesson.1
ルール&マナー

1、駐車場

開放的な海ということでついつい大騒ぎしてしまうこともあるが、大音量で大きな音を出すなど、時と場所を考えない大騒ぎはやめたい。今ではポピュラーなサーフポイントにはほとんど駐車場があり随分サーフィンもやりやすくなったが、適当な駐車スペースのないサーフポイントも多い。そんな場所では迷惑駐車は厳禁だ。特に地方では農道や漁港、私有道路など地元の好意でとめられる場所が多い。地元のルールに従って車は駐車させたい。一人の迷惑駐車でそのポイントがサーフィン禁止になる可能性もあるので。


2、心得

友達だけ、しかも波は余っているそんな状況ならルールやマナーはいらないが、普段サーフポイントには、ロング、ショート、ボディボード、上級者から初心者、男性も女性も子どもも大人も、またローカルとビジターというように、不特定多数の人が波に乗りにやってくる。このような状況では共通のルールとマナーが必要になってくる。サーフィンのルールやマナーは役所が決めたものではなく、長い間をかけてサーファーが自然に作り上げてきたもの。その根底にあるのはサーファー同士お互いを尊重するということ。ライディングの邪魔をされれば誰だっていやなはずだ。自分がされたら困ることをしない。この簡単な理屈がサーフィンのルールとマナーの根底にあるのだ。トラブルの前にどちらか一方が譲るだけでトラブルの大半は回避できるだろう。


3、ローカリズム

ローカリズムというのは地元意識というかサーフポイントの常連のサーファーたちがそのポイントの秩序を守ろうという意識だ。特に良い波がたつことで知られるポイントや、混雑を避けるために地元しか知らないサーフポイント、5人も入れば一杯のサーフポイントなどでは、ビジター(よそ者)を入れないなんていうポイントもある。サーフポイントによってローカリズムの強弱は違ってくるし、ビジターを受け入れてくれる場所もある。いずれにしてもルールやマナーを守れない人はどのサーフポイントでも嫌われてしまうので、ルールやマナー、また地元を尊重するという意識があれば、よほどのシークレットポイントでない限り特に問題はなくサーフィンできるはずだ。


4、大人数では入らない

サーフィンはワンマンワンウェーブがルールです。ポイントに大人数で入ると、乗れる波数が少なくなるため、前から入っているサーファーはいい気持ちしません。大人数でサーフィンに行く場合は、人のいないブレイクを探して楽しみましょう。


​5、ゲッティングアウト

沖へ向かうときのルールに、乗っているサーファーのライディングを避けて沖へ出るというルールがある。乗っているサーファーの進行方向に人がいると衝突の危険があるからだ。波の性質をよく理解していない、パドル力やドルフィンスルーができていないビギナークラスは邪魔をしたくなくても、ついついライディングのラインに入ってしまうことが多いのは事実。中・上級者は優しく見守って欲しいし、ビギナーは沖へ出るときは注意して、また波を待つポジションにも気をつかいたい。もし衝突の危険があるときは乗ってくるサーファーのほうでライディングをやめるなり、危険回避の行動を起こそう。乗ってくるサーファーと沖へ向かうサーファーでは乗っているサーファーのほうが簡単に方向や位置を変えられるからだ。


6、波待ち

波に乗ってくるサーファーの進路に居てはいけません。もし進路上に居た場合は、すぐに避けてください。


7、優先権

サーフィンはワンマンワンウェイブが原則。ひとつの波にはひとりが乗るということ(ひとつの波でもレフトとライトの2方向に分かれる場合、知り合い同士でひとつの波に乗る場合は例外)。そのため誰が先に波に乗れるのかルールが必要だ。万国共通といえるのがピークのはっきりした波ではピークに最も近いサーファーが、その波に最初に乗る権利があると考えられている。ピーク優先が第一のルールになる。中・上級者同士ならピーク周辺での波の取り合いをしても優先権を一瞬で判断できるので、そうトラブルにならないと思うが、ビギナークラスの波の取り合いは波を追いかけるのに精一杯で、まわりがみえていないことが多いのでトラブルになりやすい。ショルダーにいるサーファーが先に立ちあがっても、ピークにいるサーファーが乗ったらやめること。


8、ドロップアウト

日本語では「前乗り」。先に乗っているサーファーの前でテイクオフしてその進路を妨害してしまうことをドロップインといい、サーフィンでは最もやってはいけない行為。ただ、はずみで人の前乗りをやってしまうことも時としてあるので、やってしまったら即プルアウトするなりライディングをやめることだ。2度3度とドロップインを繰り返すことは重大なルール違反と考えよう。特に同じ人にやってしまうと大きなトラブルになってしまう。


9、ごみ

最近はサーファーのモラルも向上して、海にゴミを捨てたり置いていくようなことはかなり減っているのだが、海に持ってきたものは、持って帰るのが基本。また、全国各地で定期的にサーファーによるビーチクリーンが行われている。普段行くポイントなどでビーチクリーンがあれば積極的に参加してみてはどうだろうか。そのポイントに通うサーファーとも親しくなれるチャンスでもあるから



サーフポイント混雑時の注意点

”ポイントパニック”という言葉があるくらい、サーフィンのポイントではある条件でサーファーが一気に集まってしまいポイントが混雑しすぎてパニック状態となる事があります。

そのような時、守らなければならない基本ルール以外にも注意することはたくさんあります。

波をゆずったり周りをよく見て他のサーファーの邪魔にならないようパドルアウトするなどは基本中の基本。

特に波が通常より大きく、またコンディションが良い場合などは中~上級者を中心に楽しめるようになりますが、そのような時は万が一を考えて!


▼リーシュコードの状態をチェックする。

コードが切れてボードが流され岸まで泳ぐ事になるし、他のサーファーに流れた板が当たったら重大な事故につながります。


▼お化けセットでドルフィンが出来ない。

取り回しが素早く出来ないロングボードなどで、ドルフィンやローリングスルーを余儀なくされた場合など、簡単にボードを手放してしまうのは大変危険です。出来るだけボードは手放さないようにするか、ドルフィン出来ない場合は技量にあってないコンディションなのであきらめて海からあがりましょう。


▼そもそも自分のレベルにあった波なのか観察する。

初心者の方などは無理に混雑しているポイントには入らないように心掛け、上手いサーファーが楽める一定のコンディション以上の場合はギャラリーに回ってハイレベルなサーフィンを見て楽しむのも良いでしょう。


そのほか、いろいろ注意する点はありますが、以上の事を念頭におきケガや事故のないよう楽しくサーフィンしてください。

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